なんで私がブラウンに!?〜ブラウン大学留学記〜

純ジャパとして生まれ育ち、大学1年の秋に一念発起して米国大学への学部留学を目指す。そして、2011年秋から東海岸のアイビーリーグ校、ブラウン大学への編入を果たした筆者の奮闘記。今回が人生初の長期留学ですが、何とか生き抜きます!!われ日本の魁とならん。
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# 震災に寄せて

2万人以上の方が犠牲になった3.11から一年が経ちました。

自分自身、震災のときは東京の自宅におり、あわててテレビをつけたのを覚えています。

かなり揺れたなとは思いながらも、NHKをみながら、阪神淡路大震災のよう二ビルがなぎ倒されていたり、高速道路が崩壊したりしていないのを確認して、胸を撫で下ろしました。

 

その一時間後にテレビに流れる津波の様子は、あまりにもあっけのないものでした。

津波が押し寄せる前を自動車が疾走している、渋滞で立ち往生したかと思ったら、次の瞬間には濁流のなかに浮かんでいる。

そこに人がいて、ひょっとしたら今その瞬間にも、生命が失われているのかもしれない。そう想像することさえ難しいほど、あっけない、無機的な映像が流れていました。

 

その後の政府や社会の混乱は、典型的な日本人の短所を示すものとして取り上げられ、一方で、実際に被災し生死を分つ困難に接した人々の忍耐強さ、やさしさ、といった高い精神性は世界中のメディアから度々賞賛されました。

配給の物資を待ち受けて何時間も一列に並んで待つ人々の姿、日本中から駆けつけたがボランティアが必死に泥かきをする姿、そこにある種の日本らしい美しさを見いだした人も多かったと思います。

 

それから数ヶ月後、自分は渡米し、ブラウン大学に入学しました。

なれない生活をなんとか生き延びようとしながらも、歴史的転換期を迎えている日本で何もできない、という無力感に苛まれ、果たして自分が日本人として何ができるのか、という問いが常に頭を占めました。

 

3.11を経験した日本人として、将来その意義を後世に語らなければならない。そして、海外にいて泥かきも炊き出しもできない自分になにができるのか。そうした想いから、冬休みには短期ながら石巻にも足を運びました。

 

ブラウンで何かできないか、そう考えた日本人は他にもいました。

ある先輩が、3.11の追悼講演をアメリカの大学でできないかと日本人会に提案したのです。

 

2012年4月、ブラウン大学をオーガナイザーとして、ハーバード大学、ミドルベリー大学、ダートマス大学、プリンストン大学で五日間にわたり、3.11の追悼講演が行われます。

ミッションは、アメリカで3.11について学生の意識を喚起すること。

日本で緊急支援を行う二つのNPOの代表が各校を訪問し、各大学が誇るアカデミアとともに3人の講演者がパネルを行います。学生や研究者向けの講座以外にも、大学のアジア関連の学生との懇親会や、学者との対談も企画しています。また、チャリティー活動として、学生のデザイン公募で決まったTシャツも販売します。

 

講演者は、

木山啓子 JN事務局長

神田望美 Power of Japan代表

 の2名です。

お二方ともに、現地で日々復興活動に従事される中で、一週間というまとまったお時間を頂き、講演をお願いしています。それに見合うだけのイベントになるようにするのは、我々メンバーの責務だと、イベントひと月前になって改めて気を引き締めています。

 

自分に今できることは限られています。

その中で、何ができるのか、苦難の中にあって人の真価が問われるとき、自分になにができるのか。

J.F.ケネディの"Ask not what your country can do for you - ask what you can do for your country"「政府が自分のために何をしてくれるのかではなく、今自分は国民のために何ができるのかを問うてみてください。」(拙訳)

という言葉を肝に銘じながら、残りひと月の準備を進めたいと思います。

 

最後に改めて、2011年3月11日の東日本大震災の犠牲となった方々のご冥福をお祈りいたします。

2012年3月11日 熊平智伸


公式ニュースhttp://news.brown.edu/pressreleases/2012/03/japan

公式ロゴ(ブラウンの学生がアート専攻のデザインし、公募で選ばれました)

チャリティーTシャツ(これもブラウンの学生とのRISD学生のコラボです)

| comments(2) | trackbacks(0) | 14:46 | category: - |
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コメント
はじめまして。慶應高校三年の片山と申します。春から慶應経済に進学します。自分もアイビーリーグ等への編入学をしたいと思ってるのですが、いくつか質問させてもらってもよろしいですか?
| katayama | 2012/03/22 11:15 PM |

こんにちは!
コメントいただきありがとうございます。
確認が遅くなってしまい、申し訳ございません。
フェースブックなどで熊平智伸で探していただけますと、幸いです。
メッセでお答えさせていただけますでしょうか?

筆者
| 筆者 | 2012/04/14 3:45 AM |

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