なんで私がブラウンに!?〜ブラウン大学留学記〜

純ジャパとして生まれ育ち、大学1年の秋に一念発起して米国大学への学部留学を目指す。そして、2011年秋から東海岸のアイビーリーグ校、ブラウン大学への編入を果たした筆者の奮闘記。今回が人生初の長期留学ですが、何とか生き抜きます!!われ日本の魁とならん。
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# 新学期始まる
 先月末から始まった授業も、いよいよ本格的にスタートしました。

今季は主に専攻である国際関係学(International Relations)の必修を埋めるため科目を取っています。
それでもやっぱり楽しくて仕方がありません。


1.中国語
先学期から始めた中国語は継続します。今年の夏は北京普通大学でのプリンストン大学主催の語学プログラムにも参加する予定です。目指せペラペラ!

2.アメリカと帝国主義
1890年代の米西戦争ごろから現在までのアメリカ史を学びます。言わずと知れたリーディングの多さ。毎週一冊+抜粋100ページといった感じです。しかも教授が日本人なのがまた面白い。

3.計量経済学
そのまま、統計などを用いて経済を計量するというもの。

4.マクロ経済学
慶應の1年生で履修したにもかかわらず、単位の都合でもう一度履修します。担当教授はEconomic Growth という講義で有名な先生で、学習したものを実際に当てはめてここ数年のアメリカ経済の分析もします。基礎科目、というより経済学好き向きな講義です。

5.物理学(S/C)
フレッシュマンセミナー(一年生向けの入門講座)ということでしたが、教授と交渉の末混ぜてもらうことができました。アリストテレスからニュートンまで、数々の哲学者や科学者がどのように科学(特に物理法則)に向き合ってきたか、という講義です。内容自体は高校でやった内容ですが、リーディングには歴史や哲学がしばしば登場する、今学期一番エキサイティングな授業です。そして、担当のクーパー教授は1976年のノーベル賞受賞者!!

※注1:「フレッシュマンセミナー」とは。。。
文字通り、新入生にだけ履修が許される特設科目。専門的な授業というよりは、それぞれの学部を代表する教授が、その学問特有の考え方やものの見方をおしえるという内容。

アメリカの大学はいわゆるリベラルアーツが主流で、ほとんどの高校生は大学に入ってから専攻を決めます。そのため、こうしていろんな科目に学生が触れられるように、大学としてもこうした科目を設置しています。少人数制のセミナーなので、教授とプライベートに相談できることもしばしばで、新入生にとっては貴重な友達作りの場ともなっているようです。


※注2:"S/C=pass or fail"とは。。。
全米で学生がもっとも幸せな大学といわれるブラウン。その最大の理由は学生が自由に科目を選択して自分の学問を追求できることにあります。この「オープン=カリキュラム」を支えるのが、Pass or Failという成績評価制度です。

一言でいえば、成績がA,B,C,Dなどではなく「可」か「不可」の二つになるということです。アメリカの大学生が最も敏感になっているのは成績です。優秀な成績(高いGPA)で卒業しなければ、就活や大学院への進学にも大きく影響するからです。

ブラウンではしばしばアドバイザーが"Get out of your comfort zone!"(「自分の安全地帯からでなさい!」) といいます。これは、せっかくブラウンという自由な教育環境にいても、成績を気にして苦手な科目に挑戦するのをためらう学生が少なからずいるためです。

そこで、S/Cが導入されました。これを使えば、GPAに影響を与えることなく、単位を取ることができるのです。私も今学期は物理でこれを利用していますが、こうした制度的な裏付けがあって初めて、ブラウンのリベラルアーツはリベラルでありうるのです。
| comments(8) | trackbacks(0) | 09:31 | category: - |
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コメント
はじめまして。高校2年生で留学を考えています。夢はもちろんリベラル教育を受け、社会に貢献することです。

幾つか質問があるのですが
・熊平さんのGAPは高校が基準だった?それとも大学?
・国内大学はレベルの高いとこへ行った方が編入しやすいですか?それとも、海外への提携が充実している場所を選ぶべき?
・SAT、TOEFLなど準備期間中は、慶応の授業に出ていましたか?

今年一番の後悔なのですが、熊平さんの留学説明会を見事逃してしまいました。無念でしかたないのですが、もし時間があれば、「大学編入の基礎知識」や編入プロセスなど、簡単でいいのでブログに記載してくれないでしょうか。是非参考にしたいです。

最後に
言うまでもありませんが、熊平さんの大学留学記は何よりも励みとなっています。これからも、どんどん更新してください。もちろん全部読みます。


| oike | 2012/02/22 2:40 PM |

初めまして。
大学生でアイビーリーグへの編入を考えています。

幾つか熊平さんに質問があるので、
もしお時間ありましたら回答宜しくお願いします。

〇笋楼貲間アメリカで交換留学をしているので、流暢に話すことはまだできませんがテストのスコア(TOEFLやSATなど)は問題ありません。
しかしそれ以外の、自分をアピールすることがなにもなく悩んでいます。
熊平さんはエッセイやスコア以外は、どのように自分をアピールされましたか?

学校見学ツアーには参加すべきだと思いますか?
もしくは、されましたか?
今ちょうどアメリカにいるので迷っています。

7平さんが、Brownにいるからこそできる、慶応ではできなかったと思うことはなんですか?

Brownに行く前、卒業後の目標ややりたいことは決まっていましたか?

Brownに行く前と行ったあと、理想と現実のギャップ(いい意味でも悪い意味でも)はありましたか?

以上です。

長文で連続して質問をして申し訳ありません。
しかし、純ジャパということで私が諦めていたことを
熊平さんがなさっているということに本当に感動しました。
これからもがんばってください!

ここまで読んで下さりありがとうございます!
回答お待ちしております。
| miu | 2012/02/23 6:04 AM |

こんにちは、記事を読みました。
僕も慶應SFCを辞めて、リベラルアートで勉強しています。
僕は、輝かしいアイヴィーではなくNYのFordhamですが。
お互い頑張りましょう。
| Yuta | 2012/02/27 4:15 AM |

はじめまして

ボストン大学の渡邊武郎ともうします。実は、7月から、ブラウンのDepartment of Cognitive, Linguistics and Psychological ScienceのFull Professorとして、異動することになりました。
一緒に移る私のアシスタントや研究員の何人かが日本人です.

よろしくお願いします.
| ワタナベ タケオ | 2012/02/29 5:12 AM |

oikeさん、
コメントありがとうございます。
今回答を準備していますのでもう少々お待ちください。
ご質問いただいた内容は近いうちに記事にしてアップさせてください。

熊平
| 筆者 | 2012/03/12 11:01 AM |

miuさん
コメントありがとうございます。
近日中にブログの記事として回答させていただけますと幸いです。
申し訳ありませんが、しばしお待ちください。

熊平
| 筆者 | 2012/03/12 11:03 AM |

Yutaさん

コメントありがとうございます!
ブログは意見しました。
同じ志を持つ学生同士、がんばりましょう!

熊平
| 筆者 | 2012/03/12 11:02 PM |

渡邊教授、

コメントいただき、ありがとうございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
キャンパスにお越しの際はぜひお目にかかりたく存じます。

熊平智伸 拝
| 筆者 | 2012/03/12 11:09 PM |

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